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ここが変だよ日本企業!コロナで出社で評価、台風出社はやる気の象徴?!

2020.07.06

コロナで自粛要請が出ているため、在宅勤務に勤務形態が切り替わってきています。
しかし、それでも出社をしているという人は多いものです。
これは、出社すれば会社から良い評価を得られるという日本の悪い風潮と言えるでしょう。
海外からすれば日本の労働態度の評価基準は変だと考えられる部分がたくさんあります。
日本企業の労働評価基準はこのままで良いのでしょうか?

コロナ禍の中命がけで出勤する日本のサラリーマン
新型コロナウイルスは、通勤や勤務中などあらゆる場面で感染する可能性があるものです。
そのため、出社せずに自粛したいと考えているものの、会社から高評価を得たいと考えて命がけで出社する人も多いようです。
出社をすることで「やる気がある」と評価され、テレワークにすればサボるのではないかと考える日本企業が多いことに問題があると言えます。
そのため、今回のコロナだけではなく、台風の中でも必死に出社するサラリーマンも多いのです。

日本企業の評価基準は労働態度?
海外ではどれだけ効率的に仕事をするか重視されているものの、日本では効率的に仕事をするよりも労働態度を重視します。
そのため、効率的に仕事をしていても残業しなければ評価されないという矛盾が生まれるのです。
会社にどれだけ貢献しているのか生活態度で示すことが美徳とされ、こういったことがブラック企業の温存に繋がっていると言えます。

今後はどのように対応すべきか?
働き方改革によって残業は減りつつあるものの、隠れブラック企業は未だに多いものです。
支払われていない残業代については請求することができますが、実際に請求することは難しいものです。
また、コロナによって出勤しなければ評価されないというような会社もブラック企業であると言えます。
こういった考え方は、企業のトップの考え方が変わらなければ変化を求めることは難しいものです。
従業員の命を優先し、従業員の働きやすい環境を整えることが企業の義務であることを企業側が認識すべきでしょう。

まとめ
コロナ禍の中で出社することや、残業することがやる気の表れと評価することは日本企業ならではの考え方と言えます。
少しずつ考え方や企業の在り方が変わりつつあるものの、まだまだ日本では評価基準や残業についての問題が多いものです。
残業代や評価基準に疑問がある場合には、一人で悩まずに弁護士や労働監督署に相談しましょう。