過去掲載記事

電通、アイドマMC、ワタミ・・・ブラックと言われた東証一部企業の実態は?

2020.09.03

就職企業として絶対的な安心感である「東証一部上場」のブランドいまでも就職活動において、判断材料のひとつではないでしょうか。実際に東証一部上場であることを就職・転職情報サイトでアピールする会社も多いです。

さて、そんな東証一部企業は、働きやすい、労働問題もない環境なのでしょうか。
実際に口コミサイトなどから分析をしていきたいと思います。
「ブラック企業」と呼ばれた東証一部企業

転職口コミサイト「openwork」よりデータ引用
「ブラック企業」とはその人によって異なる印象を持つものです。例えば、責任ある仕事をどんどん任される会社を「チャレンジさせてくれる会社」と判断するか、「無茶振りをしてくる会社」と判断するかは、それぞれの感じ方によって、真逆の感想になります。

今回は、ブラック企業大賞の受賞や、ネット上などでブラック企業と呼ばれている会社が実際にはどうなのかを知る上で転職口コミサイトが参考になると思い、まとめてみました。
三菱電機、電通の転職サイトでの評価
電通はブラック企業の代名詞的な会社となっておりますが、転職サイトで見ると待遇面や士気の高さなど高いレベルを誇っております。風通しも良く、評価や人材育成が多少他に比べると見劣りをするのではないでしょうか。
ただ、さすが、といった感じで労働環境としては相当高いレベルだと言って問題ないと思います。

そして同じくブラック企業の代名詞である三菱電機。
こちらは電通に比べると全体的にぐっと落ちてしまっていますね。

待遇面はある程度よさそうですが、士気が低いというなんとも大企業病的な雰囲気です。
アイドママーケティングコミュニケーション、楽天の転職サイトでの評価
東証一部上場で注目をされているアイドママーケティングですが、労働環境としては比較5社の中では相当見劣りをしてしまいます。特に待遇面や人材育成において低い点数となり、不満を感じている社員の方が多いのではないでしょうか。

実際に「不当解雇」として訴訟をされ、会社が敗訴した事件もあることから注視する必要があるかもしれません。
アイドマMC敗訴!不当解雇で損害額1億円以上か?! - 解雇問題.biz

不当解雇によって生じた損害額は企業には大きな打撃となります。アイドママーケティング不当解雇事件から学ぶ損額学
楽天は、20代の成長環境としての満足度が高く、士気も高いですが、長期人材育成が弱い・・・。実際に元楽天という方は多くいて、こういったことが起因して定着率が悪いのかもしれません。
ただ、日本を代表するIT企業としては寂しい結果です。
ワタミの転職サイトでの評価
ワタミ=ブラック企業、と連想されるかたも多い中で、最近のワタミはブラックではなくなってきたと報道をされることも多くなっています。実際にその口コミ評価としては、アイドママーケティング同様に、東証一部上場企業にしては良い評価とは言えないでしょう。

ただ、ブラック企業と呼ばれたワタミよりアイドママーケティングが悪い状況というのはアイドマウォッチャーとしては蝦谷貴社長には頑張って頂き、より良い会社を目指してもらいたいと思います。
まとめ
東証一部だから安心という訳ではなく、就職・転職をする際は情報収集をしっかりと行い、後悔がないようにしましょう。