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アイドマMC、三菱電機の社長直下の新規事業は成功するのか?

2020.10.15

新型コロナウイルスで既存のビジネスモデルが変わってきていて、多くの企業が変革を求められております。その変革の象徴として新規事業を立ち上げるケースが多いのではないでしょうか。
既存ビジネスの売上が落ちてはいるが、急激な変化をすることが困難であったり、踏み込めないので、別枠でビジネスを作るのはある意味やりやすい方法です。

そして、その旗印を掲げるのが社長であり、「社長直下で新規事業」というのがキャッチーであり何か凄そう、といった期待感を煽ってくれます。

しかし、本当に社長直下の新規事業は「凄い」のか、労働環境の視点で解説をしたいと思います。
新規事業の失敗談
私も複数の社長直下で、新規事業を立ち上げてきた経験があります。
成功をした新規事業もあれば、鳴かず飛ばずで自然消滅をしたものもあります。

それぞれの社長の特徴が新規事業に大きく左右すると言っても過言ではないです。
実際に私が経験をしたことや、実際に近くでみてきたことなども含めると成功の要因は様々でしたが、失敗の要因はほぼ同じ決まっています。

私が経験した一番失敗した新規事業は、創業社長が一緒になって新規事業を進めるといったことです。

一見すると凄く良いことの様に思いますが、実はここに失敗要素が多く含まれていました。

・社長が細かくチェックをする → 社長が捕まらず停滞
・ビジョンはあるがKPIがない → 社長から意味不明の叱責
・社長が他部署を調整 → 社長がいないと何も調整してくれない

特に意味不明の叱責が新規事業では大きな問題になることがあります。
これはKPIや明確ではないとき、感情などで達成度を評価するためです。
新規事業はどうしても売上がたつのは遅くなるので、そこまで社長が我慢出来ず叱責する・・・これは本当に多いケースです。
社長直下の新規事業担当を募集!
本サイトでも登場をするアイドママーケティングコミュニケーションは以下のような募集をしております。
【東京】ECサイトの販促企画※東証一部上場/社長直下の新規事業/急拡大中のEC事業の更なる成長を担う
(中略)
Eコマース事業部は社長直下の組織となっております。現在は社長室長以外に2名所属しており、EC事業を担当している販促企画担当とオペレーション担当がそれぞれ1名づつおります。今回参画いただく方には、オペレーション担当と協業しながら、将来的にECサイトの責任者として幅広い業務をお任せしたいと考えています。

続いてブラック企業大賞を受賞の三菱電機。
三菱電機は、国内外で部門横断的な新事業創出を目指す社長直轄組織「事業開拓室」を設置した。人員は30人程度。各事業部門が持つ空調制御や入室管理、工場管理などの情報を集約し、データを活用した新たなソリューションを提案する。同社はグループ内で保有する技術や事業シナジー(相乗効果)の発揮拡大を通して2020年度に売上高5兆円以上を目指している。今回の新組織はその中心となる。
via 事業間の連携が苦手な三菱電機、社長直轄で突破できる?|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
新規事業担当者の解雇問題は解消されたか?!
アイドマMC、新規事業担当者を解雇? 新規事業を解雇の関係 - 解雇問題.biz

新規事業担当者を解雇をすることが会社経営としてどういったインパクトがあるか解説します。
三菱電機がコロナで業績転落、「リストラ巧者」の致命的欠陥とは | 電機・自動車の解毒 | ダイヤモンド・オンライン

日本の電機業界の優等生と見られてきた三菱電機が変調を来している。低収益事業を売却し、競争力の高い事業で安定的に収益を上げてきたが、この勝ちパターンが通用しなくなっているのだ。
これらの問題が解決をしているのか新規事業を行ってきたものとしては大変気になります。
素晴らしいビジネスを作られている会社ですから、新規事業を成功させる労働環境になっていることと信じております。