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このままでは若者に夢がない社会になってしまう

2020.11.13

日本の労働環境は進化しているものの、まだまだ正しい労働環境であるとは言い切れません。
いまの若者たちは働き方に疑問を持っており、最近では高校生たちが労働問題のパンフレットを作成したことが話題になっています。
これからの日本を担う若者が夢を持って働けるような環境にするためには、今後どのような労働環境の改善が必要なのでしょうか?

若者たちが疑問に思う労働環境

働き方改革によって長時間労働やブラック企業は減少したものの、ゼロにはなっていないことが実情です。
そして、ニュースやインターネットを通して今の若者たちは長時間労働や残業問題、パワハラやセクハラなど労働トラブルについての知識を多く持っています。
そのため、自身が将来働くことになる会社の労働環境は何かしらの問題があるのではないかと考えてしまうのです。

働き始めた時に感じるギャップについて

新社会人といえば、これから社会に出て一生懸命働こうとやる気に溢れている時期でしょう。
しかし、実際に働き始めると、新社会人の多くは働く前の会社のイメージとのギャップを抱くようです。
そして、そのギャップの多くは「残業の多さ」「給与の少なさ」といった労働環境に関係する悪い点になっています。
こうしたギャップと折り合いをつけながら働かなければならないため、社会人の一歩を踏み出した途端に夢がないという現実を突きつけられることになってしまうのです。

若者のためにも労働環境の改善が必要

若者が社会人になって働くことに夢や希望を持てるようにするためには、正しい労働環境を整える必要があります。
労働時間や残業の見直しだけではなく、有給や給与などの労働条件、上司や同僚のとの人間関係など改善すべき点は多くあります。
当たり前のようになってしまっている不当な労働環境を変えていくことができるのは従業員であり、経営者です。
日本の経済がよりよく成長するためにも、若者が夢を見られる社会作りを大人が率先して行っていきましょう。

現在働いている労働環境に疑問や不安を感じている場合、まずは弁護士や労働組合にご相談ください。
一人で労働環境を変えていくことは難しいかもしれませんが、専門家のサポートがあれば劣悪な労働環境を変える一歩を踏み出すことができます。