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ロコガイドとアイドママーケティング　チラシビジネスで明暗

2020.12.08

ロコガイドとは
株式会社ロコガイドは2016年に設立をされたベンチャー企業で、社長はカカクコムやクックパッドで社長をされた穐田誉輝氏が努めています。女優の菊川玲さんと結婚をされていることでも知られています。
穐田氏はプロ経営者として辣腕を振るい、辛口で知られるホリエモンこと堀江貴文氏をもってしても、手放しで絶賛をされる優秀な経営者です。

ロコガイドはチラシ・買い物情報サービス「トクバイ」、地域のよりみち情報サービス「ロコナビ」の運営しており、今年の６月に新規上場を果たした注目の企業です。
アイドアマーケティングとロコガイドが実証実験開始
そのロコガイドと同じくチラシビジネスを展開している蛯谷貴社長が率いるアイドマーケティティングが実証実験を開始しました。
電子棚札と「トクバイ」を自動連携させる実証実験を開始｜株式会社ロコガイドのプレスリリース

株式会社ロコガイドのプレスリリース（2020年11月25日 15時33分）電子棚札と[トクバイ]を自動連携させる実証実験を開始
本実証実験では、アイドマの提供する電子棚札サービスを活用し、綿半ホームエイドの店頭にある電子棚札情報と、ロコガイドの提供するチラシ・買い物情報サービス「トクバイ」とを自動で連携させます。これにより、店頭スタッフの業務省力化を推進します。また、価格の変更情報を店頭だけでなく「トクバイ」上にも同時に表示することが可能になり、来店促進をはじめ、マーケティング施策へスムーズに活用することができます。

ロコガイドは、この実証実験の内容を評価・分析し、導入店舗数を拡大するとともに、デジタルならではの特性を生かした販促活動の省力化、高度化の支援を進めていく予定です。

電子棚札と「トクバイ」を自動連携させる実証実験を開始｜株式会社ロコガイドのプレスリリース
株式市場の反応
本件は１１月２５日にリリースをされ、早速両社の株価が伸長をしました。
しかし、そこからアイドママーケティングの株価は下がり、結果的にリリース以前の株価を下回ってしまっています。

11/19からのアイドママーケティングの株価

11/19からのロコガイドの株価
方やロコガイドは株価は上がり、リリース前よりも高い株価を維持しています。
ロコガイドはマザーズへの上場で、本日（１２月８日）で時価総額は約３００億円です。
アイドママーケティングは東証一部上場ですが、約５０億円と1/8とかなり市場からの評価は低いと言わざるを得ません。

電子棚札などのサービスが注目をされてきているとは言え、市場からより受け入れてもらえる施策を打ち出していかなくてはならないかもしれません。
そのためにも、既報の通りの新規事業のスタッフに対しての労働環境の改善をされていれば、優秀なスタッフが入社し、新規軸を打ち出せるかもしれません。
アイドマMC、新規事業担当者を解雇！新規事業棚札は大丈夫か？ - 解雇問題.biz

電子棚札など注目ソリューションを提供するアイドママーケティングですが、その一方で中途採用の新規事業担当者を解雇している事件があり、新規事業の影響が気になります。