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うつ状態を見逃して重症化する人が増加中・・・注意すべきこととは?

2021.04.20

新型コロナウイルスの影響で先が見えないという不安やイライラを抱えている人は多いでしょう。
厚生労働省が行った調査でも多くの人が不安などを感じていることが分かっています。
こうした不安や苛立ちは、うつ病の発症に繋がる可能性があります。
しかし、うつ病が発症しても見逃してしまうことが多く、重症化してしまうケースも少なくありません。
そこで、重症化してしまわないように注意すべき点を紹介していきます。

うつの初期症状のとは?
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過度のストレスがうつ病を引き起こすことを知っている人は多いですが、うつ病の初期段階の症状について知る人は少ないものです。
そのため、気付いた時にはうつ病が重症化してしまっているケースも多く、重症化することで自殺のリスクも増加します。
うつ病の初期サインとして挙げられるものは「睡眠障害」です。
明け方に目が覚めて眠れなくなってしまうようなことが続けばうつ病の初期サインである可能性があるので、専門家に相談することをおすすめします。

イライラがうつ病を発症させる?!

そもそもなぜうつ病が発症するようなことになるのかというと、日常生活のストレスによるイライラが原因として挙げられます。
物事が上手くいかずに不安が募ると人間はイライラしてしまうものです。
そこに「なぜ」「どうして」など過去への後悔や、未来への不安などが加わるとイライラは増していき、気付けばうつ病を発症している状態になってしまいます。
コロナ禍ではテレワークが可能な職種にも関わらずに出社を上司に強要されることなどでイライラを募らせている人も多いようです。

うつ病を回避するためにできること

うつ病を回避するためには初期症状から気付くことが大切であり、小さな変化を見逃さずに異変を感じたら対処すべきです。
また、うつ病を回避するためにはイライラを募らせないようにしましょう。
とくに今はコロナという閉塞感がある状況なのでイライラは募りやすくなっていますが、「今を楽しむ」何かを見つけて没頭してみてください。
何かに没頭することでイライラは解消されて不安が減少すればうつ病の回避に繋がる可能性があります。

仕事でイライラを感じるようなことや不安に思うことは誰もがありますが、積もっていけばうつ病を発症してしまう可能性があります。
うつ病を見逃して重症化する人が増えているので、まずは日頃の自分の変化やイライラを溜め込まないなどできることから始めてみましょう。
会社の不当な労働や解雇が原因でイライラが募っている場合には、一人で抱え込まずに弁護士など専門家に相談してください。