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コロナ苦境で新業態に進出! HIS、アイドママーケティングはどうなる?!

2021.06.14

コロナ禍で大きく売上を下げ倒産をする会社も多くありますが、その状態を放置するのではなく新業種に進出をしてこの苦境を乗り切ろうという会社もあります。旅行でお世話になった人も多いと思うHIS、スーパーのDXを進めるアイドママーケティングコミュニケーションズ。
新業種への進出は、当然会社の存亡でもある一方、私たちの生活にも直結する重要なことであることは当然ながら、その新業種へ異動をさせられることもあります。

会社を見極める上でも重要なことであると思い、検証をしてみます。
HIS、中間決算は232億円の赤字
HISとは澤田秀雄さんが創業をした、格安航空券から始まった旅行代理店で、ハウステンボスも傘下に抱える誰でも知っている会社ではないでしょうか。しかし、新型コロナウイルスの蔓延により海外旅行のみならず国内旅行でも大きな打撃となり、HISは大幅な赤字となりました。
HIS、2020年7月の総取扱高は97%減の11億5000万円、GoToトラベルによる国内旅行の回復は限定的|トラベルボイス(観光産業ニュース)

エイチ・アイ・エス(HIS)の2020年7月の旅行取扱高は前年同月比97.1%減の11億5000万円。海外旅行は、全方面で主催旅行をキャンセルしたため、同99%減。国内旅行は、GoToトラベルの効果は限定的で同84.3%減。
HISの新業種は蕎麦屋
HISが新業態として進出したのが、なんと「蕎麦屋」です!
この蕎麦屋は2020年10月に埼玉県川越市でオープン、翌月には都内に2号店を開業をしました。
HISはこれと同時に日本酒業界にも進出を計画をしており、日本酒を取り扱う企業と提携して海外販売に乗り出す。

そして、このスタッフはHISで旅行を取り扱っていた従業員が異動をして行っております。
テレビでも取材をされておりましたが、慣れない接客やキッチン業務に悪戦苦闘をしながらも、「会社がピンチの中、何か力になれるのではないか」と語っておられました。

肝心の味の方も評判な様です。
【衝撃】エイチ・アイ・エス(HIS)が運営する飲食店「満天ノ秀そば」がかなり本格的でビビった! 食前に酢が出てきたぞ | ロケットニュース24

「HIS(エイチ・アイ・エス)」は言わずと知れた旅行業者である。昨今は新型コロナの影響でなかなか旅行に行けない状況が続いている訳だが、そのHISが飲食業を始めていた …
アイドママーケティング、顧客は好調だが自社は苦戦
アイドママーケティングコミュニケーションは蛯谷貴さんが社長をされているスーパーなどの流通小売領域におけるソリューションカンパニーです。スーパーは巣篭もり需要なので売上アップで好調であると報道をされている一方で、同社は大幅に売上や利益を落としております。

スーパーは三密対策などもあり、販売促進などを控えております。また販売促進をしなくても来店をされる状況であるため、アイドママーケティングに依頼をしなくても済んでしまっているという事情があります。
アイドママーケティングコミュニケーションが29日発表した2021年3月期第3四半期(20年4~12月)の連結決算は、新型コロナウイルスの影響による広告など販売促進活動の自粛を受け、減収減益だった。

売上高は前年同期比37・1%減の45億300万円、経常利益は65・5%減の2億円。営業自粛期間中の人件費や営業拠点の固定費などで1億4千万円の特別損失を計上し、純利益は85・4%減の5600万円となった。

北日本新聞社
アイドママーケティングの新業種はお取り寄せグルメ
アイドママーケティングが進出したのはお取り寄せグルメのECです!
サイトには「日本全国の"うまいもの"を、スタッフが自分たちの足で探してきた商品をご提供するお店です。」と書いてある通り、本社がある富山県の農産品やその他の地域の商品なども並んでおります。
うまい村 - Yahoo!ショッピング

ご当地グルメのお取り寄せなど、日本全国の「うまいもの」を、スタッフが自分たちの足で探してきた商品をご提供するお店です。:うまい村 - 通販 - Yahoo!ショッピング
しかし、先程のHISの場合は会見やWEBサイトにも掲載があるのですが、この「うまい村」に関してはWEBサイトにもIRニュースにも掲載がなく、実態や目的などが掴めないでおります。

アイドママーケティングとしてステークホルダーに公表すべきでもない些事な可能性もあります。

しかし、新業態に進出するにあたって、従業員も異動をする場合もあると思います。
新たに入社をする方もいる中で、これは新規業態への進出としては、HISと比較をすると少し疑問が生まれます。
まとめ
会社が新業態に進出をする際は、多くの従業員の協力が不可欠となります。
その上で会社に貢献をしたいという方が率先して携わってくれることが理想です。その為には経営者の情熱や情報発信などが重要であると思います。
それがないと、無理矢理新業種への異動を命じられる可能性もあります。

情報発信なども、会社を選ぶ際の参考にしても良いかもしれません。